藤田摩利子さんが陳述(神戸市議会文教経済委員会)

10月20日(木)市議会文教・経済委員会で「三菱重工神戸の商船建造継続の陳情」が審議されました。審議の冒頭神戸の造船を守ろう連絡会の藤田摩利子さんが陳述し、花房さん(共産党)石丸さん(みんなの党)金沢さん(共産党)坊さん(自由民主党)が発言、くわしくは市議会報告でしますが、藤田摩利子さんの陳述の全文を掲載します。

                                        陳述

                                                 

                                   藤田摩利子

神戸港に商船建造を残したい。三菱重工神戸造船所で商船建造をずっと続けてもらいたいそんな願いを陳述します。

神戸港に大きな船が着き、その向こうに船を造る川重・三菱があり、それは神戸っ子のあこがれです。

船には、大人だけでなく、子どもの夢と希望を膨らませるものがあります。

私は三菱重工に45年勤め退職するまで、数えきれない進水式に参加しました。

鉄の板をひっつけたものが船の形になり、白いしぶきをあげて初めて浮かぶ姿は何度見てもいいものです。熱いものが込みあげてきます。

10月6日の進水式で多くの人々の進水式が無くなれば残念という声がテレビ、新聞で報道されました。

10月13日の神戸新聞では、たくみの技というふうに造船労働者を紹介しています。匠の技はそんなに早くそだつものではありません。

匠の技を継承できるよう船を作らせてください。

エネルギー政策の転換等で天然ガスを運ぶLNG運搬船を100隻追加需要があるというニュースが流れていますが、神戸にもってこれないのでしょうか?

神船のドックは壊さないという事ですので、そこで作れるものをつくればいいではないですか?

造船から撤退した相生では船の上構造製作で活気がでてきたと聞きます。

造船設備を活用してソーラーエコー船など特殊船をつくるというのはどうでしょう?造船復活に希望を持たせてください。

商船建造を来年6月に終えるということで関連の労働者・地域住民の心配は期限が迫るにつれ大きくなっています。

国際的にも船は伸び続けています。好不況の波があるから、造船は利益が少ないから、撤退というのはひどすぎます。

造船は、言うまでもなく成長産業であり、裾野の広い産業です。

船を造る為、市内の多くの中小業者や、県下の事業者が造船に関わって生活してきました。

これからも神戸の造船業が、地域経済発展の上からも、まちづくりの面からも、雇用の面からも重要であることは変わりありません。

福島原発事故によって原発の「安全神話」が崩壊し、国民から撤退を求める厳しい声が高まり、国際的な批判にさらされています。

原発をつくった職場の方からは「自分が作業した事をいろいろ思い浮かべたら、うなされて眠れない」そんな話も聞きます。

原発はなんて罪作りなのでしょう。ものづくりの喜びを潰してしまいました。

神戸造船所を世界一の原子力機器製作工場にするなんて、時代に逆行します。

今後は原発依存から抜け出し自然エネルギーへの転換が、世界の大きな流れとなることは間違いありません。

このままいけば船作る人も、原発作る人も仕事が無くなり大変なことになります。

日本三大美港の一つ神戸港が美くしい港でなくなります。

お願いです。神戸を守るため三菱重工にはたらきかけてください。

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